トラベルコンサルタントの専門性と海外オンライン予約ツールの利便性を活かし、ガバナンス強化とコスト削減を実現
業種:小売業
ご相談内容
今後の事業のさらなるグローバル展開を見据えて、以下二点を実現したい。
- 1.出張規定はしっかり遵守した上で、いつでもどこでも簡単に出張手配ができる体制を構築したい。
- 2.1.を実現した上で、コストを削減するための最適な購買戦略のアドバイスをいただきたい。
- 施策
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- 1海外出張の予約手段としてトラベルコンサルタントによる手配だけでなく、オンライン予約ツール(OBT)を導入。予約ガイドラインをOBTにも反映したことで、いつでもどこでもガイドラインに遵守した出張手配が簡単にできる体制を構築。出張者がOBTを活用し手配を行う際は、ガイドラインを外れた手配を行うとアラートが表示されるため、規定を遵守しながら素早く手配が完了する。ただし行程が複雑となる場合は、トラベルコンサルタントが最適なルートを再提案し、OBTでは検索しきれない最適な旅程をご提案する。
- 2購買戦略のアドバイスとして、JTB-CWTのプログラム導入前の購買実績を調査し、購買目標を設定。その目標に対する進捗は、月次のレビューミーティングにて管理担当者へご報告する。
海外出張では、購買傾向から外資系航空会社の活用が増加することを想定し、従来の航空会社との企業契約に加え主要な航空会社5社から新たに企業契約レートを獲得。国内出張では「出張者個人別に購買内容を可視化・分析」し、出張管理システム「B+PLUS(ビープラス)」に利用頻度の高い路線の準LCC(格安航空会社)予約ツールを追加導入し、最適化を実施する。
導入効果
- 1.海外OBTとトラベルコンサルタント双方の予約手配時で最適購買を徹底した結果、海外航空券購買額(エコノミークラス)を前年比6.9%削減。OBTの活用による社員の手配効率向上と、直接コスト削減を実現。
- 2.海外OBT利用による外資系航空会社の利用向上と、新たに取得した企業契約の活用により、対象路線のエコノミークラスの購買単価を12.7%削減。
- 3.国内出張では、個人への利用啓蒙により追加導入した路線の準LCC利用率が9.7%上昇。